2005年 11月 19日
いろいろな場所に行ってみたけれど |
最近、ちょっと昔の本とか読んでみたりしている、沢木耕太郎、小林紀晴、宮脇俊三、藤原新也などの一風不思議な旅系の本。決して旅行記ではない彼らの本に、久しぶりにはまっている。
今となれば、30ヶ国くらいを訪問したので、それらの本も昔とは違った視線で読み取ることができるようになったと思う。と、言うか、素直にそれらの本から「日本」と「文化」を読み取れるような気がする。
シベリアのど真ん中で食った「ある」肉でできた餃子・・・。
ベラルーシでの拳銃付きパスポートチェック・・・・。
ベルリンで知った「東」の現実・・・。
マルタ島でみた「日本の歴史」・・・。
沖縄オリオンビール祭りの老人と若者・・・。
ガウディーの才能に圧倒された街・・・。
ストックホルムで出会ったピザ職人・・・。
そして、ミラノで出会ったデザイナー・・・。
そのすべての食、人、街、そして出来事が血肉となり確実に僕に入り込んでいる事に改めて気づきつつ本を読み返してみたりしている。
で、様々な国や街での出来事を思いだす。でも、ロンドンの出来事は一切、思い出せない。いや、何も覚えていない。本当に。
そういえば、昔、アテネの日系旅行会社の社長が言っていた、「君たちには帰る場所がある、帰ることを目的とした旅行をしている。それが重要なことですよ」と言われたことがある。
つまり、僕にとってすでに「ロンドン」が「帰る」場所となってしまっているのかもしれない。
違う!帰る場所は「神戸」!
とか、思ってもヒースローに到着すると無茶苦茶ホッとするのは何でだ!?
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by tabu184
| 2005-11-19 19:38
| 海外生活